クラニオセイクラル・バイオダイナミクスとは

クラニオセイクラルは、『クラニアム(頭蓋)』と『セイクラム(仙骨)』とを合わせた造語で、バイオダイナミクスは、『生命の力学』を意味しています。
 
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのアプローチは、オステオパシーから発展し、人体の構造と機能を形成・維持している生命力に対する理解を基に構築され、オステオパシー医であったウィリアム・ガーナー・サザーランド博士(Dr. William Garner Sutherland)が発見したブレス オブ ライフ(Breath of Life=命の息吹)と第一次呼吸の原理に基づいています。

第一次呼吸は、命の流れそのものの現れで、これが他の全てのものの根底にあり、酸素を体内に取り入れる肺呼吸よりも前にあるとして、第一次呼吸(クラニオセイクラル・リズム)または原初呼吸とも呼ばれ、受精卵の段階から死にいたる瞬間まで一貫して持続し、消えることはありません。

このリズムに着目した点がクラニオの最大の特色のひとつと言えます。

第一次呼吸のリズムは、体の固有の生命力(Breath of Life=命の息吹) によって生み出され、胚子~胎児期には身体を形成する力として、誕生後は成長を促し健康を維持する力として、怪我や病気をしたときは治癒力として、わたしたちの生命と健康を維持し、自己調整力を与える生命力として働いています。

それはあたかも生命の大河の流れのようであり、海の潮流の循環、あるいは潮の満ち引きのような動きとして体感でき、この生命現象(第一次呼吸)に気づくとき、人間のからだに生命力を与えているものの存在が意識されてくることでしょう。
 
プラクティショナーは、穏やかで繊細なタッチで、主に中枢神経系に触れていきます。
体内で作用する力や第一次呼吸のリズム、治癒力(ポーテンシー)、体液の流れ、組織への影響に耳を傾け、健全さや起こってくる自己調整をサポートすることで、第一次呼吸のリズムが整い、潜在力が本来の力が発揮できるようにします。

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クラニオのセッションと特色

こんな時にクラニオのセッション

  • リラックスとストレス軽減のために
  • リハビリテーションのために
  • 慢性的な問題へのトリートメントに
  • 定期的なメンテナンスのために
  • 自己探求と内側の認識(精神的な旅)の深化のために

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのアプローチは、病気と闘い、お薬で症状を抑えるといった対処療法とは異なり、「悪いところを治す」という従来の方向ではアプローチしません。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスでは、身体・心・魂 をひとつの統合体として捉え、身体の深い智慧を信頼し、身体の営みである自己調整や治癒力に協力して、身体本来の健全さが発揮できるようサポートします。

そのため、極めて予防的で多くの未病状態がより深刻、あるいは混沌としたものに進む前に対処することができます。

筋骨格の調整だけでなく、脳脊髄液や自律神経系、内臓系、免疫系、リンパ系、血液循環及び内分泌系の調整に適しています。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのセッションは、《 次のような場合に役立ちます 》

    ●自律神経のバランス回復
  • ●副交感神経の活性化による深いリラクゼーション
  • ●過剰ストレスからの解放
  • ●自己免疫力の回復
  • ●ホルモンバランスの回復
  • ●リンパ系・血流の活性化
  • ●心身の疲労回復
  • ●骨の歪みの緩和
  • ●事故による後遺症・ショック状態の緩和
  • ●頭痛・精神不安・欝状態などの緩和
  • ●関節炎や手足のむくみの軽減
  • ●顎関節症の改善
  • ●妊産期における体液鬱滞の緩和及び骨盤と仙骨の柔軟性の支援
  • ●終末期の身体的、精神的苦痛を緩和・軽減することによる人生の質(QOL)の維持・向上

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セッションの流れ

問診

セッションを受けようと思った動機 身体の状態などをお聞かせください。

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2)着衣のままマッサージテーブルに楽な姿勢で横になっていただきます。

十分に時間をかけ、心と身体がセッションを始める準備が出来るのを待ちます。

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3)プラクティショナーは、1グラムから3グラム程度の優しく軽いタッチで 身体(脳脊髄液が流れる中核システム、頭蓋仙骨系を中心)に触れます。そのアプローチは全身的で、必要に応じて肩や腕、体幹、足などにも触れていき、身体も思考も、静かに落ち着いていくことをサポートします。

一緒に心地良いポジションを探しコンタクトしますので、 痛みや違和感があればセッション中いつでもフィードバックしていただけます。

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4)ゆっくりと進むセッションの中で、やがて身体も思考もスローダウンし、 静かな時間、広がる空間の中に落ち着いていきます。

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5)セッションが終わり、プラクティショナーの手が離れた後も、身体システムが新しいバランスに馴染む間ワークは継続しています。

セッション後は、水分を多めに摂取して頂き、ご自身でその後の心と身体の状態に意識を向けながら、ゆっくりとお過ごしください。

  • ※クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのセッションは、器具などを使わない手技療法です。
    圧をかけたり、部位を引っ張ったり、揉みほぐすなどの動きのあるアプローチではありません。
  • ※クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのアプローチは、医療目的ではなく、リラクゼーションと健康を増進する目的で行われます。
  • ※セッションには身体を締め付けない服装でお越し下さい。または着替えをお持ちください。
  • ※事故や急激な体調の変化などの場合は先に医師の診断をお受けください。


クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのセッションは、《 次のような場合に役立ちます 》

  • ●自律神経系のアンバランス(自律神経失調症、呼吸困難、高血圧、低血圧、睡眠障害、うつ状態、低覚醒または過覚醒)
  • ●慢性疲労(全身倦怠感、冷え、むくみ、だるさ)
  • ●消化器系の問題(便秘、下痢、胃腸の不調)
  • ●痛みや慢性疾患(慢性疼痛、頭痛、片頭痛、背中の痛み、ヘルニア、脊椎の椎間板、痛みを伴う変化、関節痛、筋肉痛、顎関節機能障害および顎関節症、副鼻腔炎、線維筋痛)
  • ●緊張(腰痛、頭痛、肩こり、筋肉の過緊張、筋膜の緊張、首や背中の緊張、関節の緊張)
  • ●ストレス、多動
  • ●耳鳴り、めまい
  • ●免疫力の低下(発熱、風邪、インフルエンザ、炎症、関節炎、リウマチ)
  • ●ホルモンの不均衡(月経前症候群 、月経痛、更年期障害、子宮内膜症、感情的な不均衡)
  • ●手術後(外科的処置後、化学療法または放射線療法の後、癌治療後などの回復期のケアに)
  • ●転倒・転落・打撲などの事故後の不調
  • ●出産前後のストレスや身体の変調
  • ●骨盤のゆがみ、ねじれ
  • ●目の疲れ
  • ●心身の問題(うつ状態、不眠症、原因不明の疼痛状態、イライラ)
  • ●感情的、物理的なトラウマ(PTSD(心的外傷後ストレス障害) 、出生時のトラウマ、事故等によるむち打ち症、パニック障害発作、過敏症、不安症などの心理的なショックやトラウマの後に)
  • ●クオリティオブライフ向上のために

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスは、副作用のない安心で安全な療法で、禁忌事項が極めて少ないため、妊娠中のお母さん、赤ちゃんから終末期まで、『生命』そのものをケアすることが出来るセラピーです。

誕生前後、身体的な発達期、個人の成長と進化の段階、終末期まで人々に寄り添いサポートすることが出来、どなたでも安心して受けて頂くことができます。

また、原因がわからない不定愁訴に悩まされている方や様々な治療や療法を試みても解決の糸口が見つからない方など、症状の緩和や体質の改善をしたい方に適しています。

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身体の叡智に信頼してゆだねる-私たちの大切にしているもの

身体は深い知恵を持っていて、自らを癒します。
わたしたちはヘルスに働きかけます。

私たちプラクティショナーは、クライアント自身の探求、探索、瞑想、また意識の成長にとって十分なスペースを持つことができるように、慈しみと親しみに満ちたハート、価値判断をしない開いた心(マインド)、そして気づきと理解をもって働きかけます。

そして進路を照らす灯台のように、クライアントに寄り添い、身体の持つ知恵に全てをゆだねます。

私たちが体の声に耳を傾けるとき、健全さが効率的に現れ、身体の生理に逆らうのではなく、それとともに働き、心身により大きな統合がもたらされるでしょう。

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